2002年度一般会計・特別会計の総計決算額は、歳入:3,125億4,046万円、歳出:3,094億3,098万円でした。景気の低迷を反映して、歳入・歳出は前年に比べてマイナスです。市税も855億8千万円で、7億円の減少となりました。個人市民税は、納税者数は増加しているにもかかわらず、所得の減少や年金生活への移行で税収は増えていません。市民生活の大変さが市税収入の結果からもわかります。
市財政は重病です。過去の施設建設などによって、借金である地方債現在高は3,018億円もあります。これは市民1人当たり約58万円になります。今後の財政計画をしっかり立て、過大な市税収入の見込みをせず、大規模な道路事業などへの投資的経費を削減し、市債の発行を厳しく管理していかなくてはなりません。
94年度に景気浮揚策として所得税・住民税の減税が行われたことも財政を厳しくしています。減税のため市税収入が大きく落ち込み、政府の方針によって減税分を地方債によって補てんしています。02年度までに借り入れた額は、約270億円にもなり、来年度は125億円(95・96年度の借入分)を返済しなければなりません。減税しても景気は回復していません。国の失敗のしわ寄せが、地方自治体にきているのです。
3年間で職員数は270名削減しましたが、新規採用していないため20代の職員の割合が極端に少なく、組織に活気がなくなっています。逆に、不安定な身分のアルバイトや嘱託の職員はそれぞれ、766人、377人と増えています。新規採用の再開と、増加している非正規職員の待遇改善を求めました。
財政再建の名のもとに、難病福祉手当の縮小や移動教室の補助金削減など福祉や教育予算が削減されています。その結果、学校では施設整備や清掃が十分でなく、教材なども不足するという事態になっています。私は、こうした削減には反対してきました。市民の暮らしが厳しい時こそ、市民生活をしっかりと支援すること、子ども達の学ぶ環境をきちんと整えることが市の役割です。
これから来年度の予算が編成されます。削減された福祉や教育予算の復活と充実を強く求めていきます。
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