明星大学の高層校舎は住環境の破壊         
2005.05.24 
 
明星大学は、17階約80mもの高層校舎を建築中です。また、19階建も計画しています。

この校舎建設は陽光台住宅(大塚)の住民から日照権を奪い景観を阻害するとして、市議会に校舎建設の見直しを求める請願が出されていました。私は請願の紹介議員となりましたが、議会審議では、「建築基準法には違反していない」として否決となりました。

明星大学に隣接する森には、オオタカが生息しています。工事や高層の建築物によって営巣放棄の危険性もあります。

明星大学は地域の住民との話合いにも誠意を尽くしていません。

「なぜ高層が必要なのか、敷地が広いのだから低層は可能ではないか」となどの当然の住民からの質問には応えず、説明会を打切っています。

 大学は高等教育機関として公共的性格をもっており、地域住民との共生と言う高い倫理性も求められます。しかし、このような姿勢を示さない明星大学に対して、陽光台の住民は「12階を越える部分の工事禁止の仮処分」を地裁八王子支部に訴えています。

大学は人口減少・少子時代の中で生き残りをかけた学部などの改変が行われていますが、地域からの信頼を得ることが不可欠ではないでしょうか。

八王子市は、市街化調整区域であるみどり豊かな多摩丘陵に大学の建設を受け入れてきました。大学はまちづくりでは市に協力する立場にあり、地域との調和が求められます。

明星大学は今からでも、高層校舎建設の見直しをすべきです。

5月は毎週土曜日、各駅で住民の皆さんと高層校舎の問題を訴えました。多くの方にチラシを受け取っていただきました。





都市建設委員会での紹介説明

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