◎40番【井上睦子君】
 それでは、土地開発公社についてと、コミュニティ振興会について、2点にわたってお伺いをいたします。

 まず、土地開発公社の問題ですが、先ほど他の議員からも問題点が指摘をされました。私も同様の考え方でありますが、まず、97年、2年前に一般質問において、土地開発公社の塩漬け用地を早急に解決せよという趣旨で一般質問を行いました。そうした中で助役からは、土地開発公社の役割というのは、土地の高騰の時代には一定の役割があったけれども、今日の時点においてはその役割は見直さなければならない。今後、先行取得のあり方についても検討していくというような答弁がございました。その後、ことしは監査委員からも早急な対応策を求められておりますけれども、経営改善に向けて、この間土地開発公社はどのような努力をしてきたのか。そして、その成果はあらわれているのかということについて詳細にお答えいただきたいと思います。

 2点目は、問題になりました片倉、下恩方の地域でありますけれども、下恩方の用地取得価格及び利息、また、片倉の取得価格及び利息というのは先ほど示されました。合計すれば約50億円の価格になるわけでありますけれども、現在公社が長期債務として抱えている67億円のうち、約50億円をこの2つの土地が占めるわけです。この2つの土地についてもこの間どのような検討がされてきたのかということを、先ほど御答弁ございましたけれども、もう少し明らかにしていただきたいと思います。

 と申しますのは、先ほどの助役の答弁の中で、原簿価格で民間に買い戻してもらうというような答弁もございました。それはどの土地のことを言っているのかということを明らかにしていただきたいというふうに思いますし、行財政改革大綱の中で、土地開発公社の持つ土地については、検討会を設置をしてその処分方法を決めるというようなことも今回の大綱の中には出ておりますけれども、その対象土地というのはどこになるのかということも明らかにしていただきたいと思います。

 と申しますのは、下恩方と片倉で毎年利息だけで1億円加算をされています。2年間検討し続けていれば、2億円の利息がつくという状況で、一方で行財政改革を言いながら、検討だけで日にちを要していれば、それはそれだけ利息がかさんでいるという実態にもあるわけでありますので、その辺どのような緊急な課題として取り組まれてきたのかということをお伺いをいたします。

 次に、コミュニティ振興会の問題です。

 先ほど佐久間議員からミスコンテストの問題について詳しく質問がありました。市長は、御意見は伺いながらも、ミス八王子になった人たちが喜んでいるので、今後も続行するというような答弁であったというふうに理解をいたしております。私どもは、行政が男女平等の観点からこうしたミスコンテストを行うことが人権上反しないのかという意味で質問をしたわけです。

 と申しますのは、鳥取県が改正均等法の趣旨からすればこれは抵触に値をすると。そして、各市町村に1つの文書を出しているわけです。それによって鳥取県の中ではこのミスコンテストについての取り組みが変わってきている。廃止をする自治体も出てきているというような状況にもありますし、千葉県では、成田市でミスコンテストの 1,000万円の事業費のうち6割を市の補助金として出していたものを中止をしたと。市は、女性の商品化という批判のあるミスコンテストに自治体がかかわるべきではないと考えたとして補助金を打ち切ったというふうにしております。また、千葉市でも、ミス千葉港というコンテストがあるそうでありますけれども、やはり市はミスコンへの補助、また市長のあいさつを取りやめ、助役が務めていた審査員からも外れたというような各地の取り組みが相次いでおります。これは社会の状況が男女平等、そして八王子市の女性行政も取り組んでおりますけれども、女性の性の商品化を許さないといった社会的な合意の中でミスコンテストが、特に市が補助金を出して実施をするミスコンテスト、これは市民の税金が使われているわけですから、公の自治体がそこに支出をするということについて批判が高まっているわけです。

 八王子市のミスコンテストも、八王子まつり実行委員会が行っておりますけれども、その大部分は市からの補助金によって行っているわけです。こうした男女平等を進める行政がこのことに対して支出をすることの有無、そして八王子市長は実行委員長でありますし、ミスコンテストの審査委員長ではなかったかというふうに記憶をしておりますけれども、そういったことも辞退をするべきではないかというふうに思いますけれども、このことについて、今まで各自治体の動き、そして改正均等法との関係、または実施するか、否かについてどのような検討がされてきたのかをお示しいただきたいと思いますし、さらに中止をするということについての考え方を明らかにしていただきたいと思います。

 以上で1回目の質問を終わります。


◎財務部長【伊藤寛之君】
 公社の経営改善の努力及び成果という関係でございますが、御承知のように、公社の長期未利用地につきましては、現在も関係の課長での検討会もございます。また、新たに行革大綱にも未利用地の有効利用を盛り込みまして、さらに検討をしていきたいというふうには考えておりますが、市と公社の役割分担につきましても明確化を図るとともに、代替地等については市の土地会計で取得することにしたところでございます。そういう中で、10年度末の公社の保有地の状況につきましては、市の財政事情が許す限り買い戻しに努めまして、面積的には1万 4,565平米減、それから簿価にしましても11億 2,200万円の減となったところでございます。それによりまして、そういうことの中から保有土地の累積利息につきましても、前年度比わずかながらの 300万円程度増にとどまったところでございまして、これらの中で、公社の財務環境は非常に厳しいところではございますが、一定の改善は図られつつあるというふうに考えているところでございます。

 また、大綱の用地の対象は、現在未利用地となっているものにつきまして、すべてについて対象として考えていきたいというふうに考えております。


◎都市計画管理室長【澤野保雄君】
 片倉と下恩方の土地につきまして、取得を依頼した所管としてお答え申し上げます。

 まず、片倉の土地につきましては、1番初めに取得したのは平成元年でございまして、それ以前から不法投棄や……、(「聞いてないって」「どのような処分方針……」と呼ぶ者あり)

 処分方法でございますが、片倉につきましては環境保全用地ということで取得したわけでございますが、先買いしたことによりまして、第1の目的は達したと思っておりますが、当該土地につきましては調整区域でございます。その後、欲しいという問い合わせもあったわけでございますが、私どもは先ほど言いましたように、平成6年の21プランの中で、JRみなみ野駅にも近く、交通アクセスが非常によいということで、この土地を含めた八王子ニュータウン周辺地区のまちづくりの軸に合わせて面的な整備も考えていきたいというようなことで、今後、有効な土地利用も図ってまいりたいと考えております。

 なお、数件欲しいという方につきましては、例えば今公社の経営がお話のように厳しいものでございますから、取得価格プラス利子を含めました簿価で取得していただく方がいれば、その辺も検討しようというようなこともしております。

 それから、下恩方の土地につきましては、街路事業等の公共事業の代替用地として取得したものでございまして、一団の土地で処分しようということで検討してまいったわけでございますが、 8,800平米という土地でございますので、街路事業等の代替地として分割の処理も現在検討しているところでございます。


◎生活文化部付参事【山崎勝美君】
 ミスコンテストの件でございますけども、これまでもいろいろ質疑の中でお答えをさせていただいた部分もございますから、重複するようなところは省かせていただきますが、全国的な傾向という意味でお話ございましたが、確かに何市かは私どもの調査の中でも所期の目的を達成したとかいう理由で中止をしてきている都市は確かにあるようでございますけども、これまでの私ども、6年、9年と調査を何市かしていますが、ただいま御質問者がお話しのような趣旨で中止したというのはちょっと私ども承知をしておりません。

 それから、均等法との関係、先ほどもお答えをさせていただいておりますから、簡潔に申し上げますが、この法律の趣旨から、あるいは運用の解釈上の問題からも私ども確認を労働省の方、関係機関とも確認をしておりますけれども、運用上の問題で。特に問題ないというふうに考えております。


◎市長【波多野重雄君】
 ぜひ質問者にお願いしたいのは、商品化という言葉はやめていただきたいと思います。私どもはミスコンにそんなことは全然考えておりませんし、私は平和と人間性尊重を八王子のまちづくりの基本にしておりますので、そういう発言でなくて、ぜひひとつげたばきで、ふだん着でやるわけです。ですから、ミスコンの内容によると思うんですね、私は。友好使節ですよ。友好使節としてのこの女性にお願いをするということで、げたばきで来ているんですよ。そういう非常にふだん着でやっているわけですから、ぜひ参加をさせていただきたい。八王子のまちづくりに協力したい。こういう情熱を持っている女性が出てきているのに、何でそれを拒否する理由がありましょうか。

 それから、私は審査委員長じゃありません。


◎40番【井上睦子君】
 土地開発公社の問題については、一定どのような努力がされてきたのかということが話されましたけれども、私の評価するところでは、昭和50年代に取得をした土地については、市側の方に売却をする、売り払うという形で、昨年度は一定の努力の跡というのは、10年以上塩漬けになっていた土地ですけれども、そういった処理への第1歩を踏み出したということについては評価をしたいというふうに思いますけれども、しかしながら、97年に質問して以降、都市計画管理室長の答弁は変わらないわけです。先ほども申し上げましたように、1年間に1億円ずつの利子がついているという状況は、極めてこの問題の解決を早急に図らなければいけないということのあかしだというふうに思いますけれども、理事会の中で、昨年の11月25日、土地開発公社の今後の運営についてという形で協議がされているわけでありますけれども、こういった緊急な課題について、行革大綱の中での検討委員会ですべての土地を対象にして検討を開始をするというようなことは答弁をされましたけれども、理事会の11月25日の中では、今後の土地開発公社の方向性についてはどのような議論がされているのか。一定の経営を改善をしていくような方策というのが確立をされているのかどうかということを明らかにしていただきたいというふうに思います。

 土地の処分の問題でありますけれども、片倉の土地については極めて広大で、面的な整備を行うには良好な土地だというようなことでありましたけれども、環境保全、墓地開発や、産業廃棄物というところから守っていくということで買った目的であるとするならば、そうした整備なり、開発ということはやめていただいて、私はこれは以前にも申し上げましたけれども、ぜひ都市公園であるとか、自然公園、一定の手は加えないといけないというふうに思いますけれども、自然を残すという形での取り組みをお願いをしたいというふうに思いますけれども、その点についての考え方を明らかにしていただきたいと思います。

 面的な整備なり、まちづくりの中で開発の方向を位置づけますと、これまた事業計画まで長年かかるわけでありまして、それは現在の新21プランの中では到底解決でき得ない問題だろうというふうに思いますけれども、その点についても明らかにしていただきたいと思います。

 コミュニティ振興会のミスコンテストの問題ですが、以前、審査会で市長がミス八王子になった人に王冠とガウンを着せる姿を私は見たことがあるものですから、今も審査委員長かというふうに誤解をいたしましたが、失礼いたしました。審査委員でいらっしゃいますでしょうか、お聞きをいたします。

 と申しますのは、性の商品化という言葉はやめていただきたいということでありますけれども、これは千葉県の成田市や千葉市が、市自身がミスコンテストは性の商品化につながるという自治体のみずからの判断でやめている事実がございます。そして、愛知県の豊橋市では、女性プランの中でミスコンテストをやめるということを行動計画の1テーマにいたしましたというふうに、ぜひ市長の方こそ性の商品化という問題について御理解をいただきたいというふうに思います。

 18歳以上の女性のみを募集をする。そして、舞台は今どういうふうな形になっておるかわかりませんけれども、水着姿のような審査ではなくて、洋服を着た審査でありますけれども、審査員の前を歩いていって自己PRをするというような審査なわけです。これは人間の品評会でなくて何でしょうか。大変私は不愉快に思いました。そのことをみずから好んで応募してくる女性がいるからやってあげているのだということは間違いだと思います。今、募集状況はたったの数名というような状況がございましたし、例えたくさんの女性が応募をしたとしても、それに対して公金である税金を使うべきではないというのが私の考え方です。ぜひその点を全国の自治体の動きもきちんと把握をして、それは振興会の方が調べていらっしゃるということでしたけれども、男女平等の視点からこれはやめる自治体が相次いでいるということをぜひちゃんと調べて、御理解をいただきたいというふうに思います。その点について再度御見解をお伺いをいたしたいというふうに思いますけれども、もし市長が審査員であればやめるべきだというふうに思いますが、審査員をですね。お考えをお示しください。


◎財務部長【伊藤寛之君】
 土地開発公社の11月25日の今後の運営についての内容でございますが、具体的に詳細にはちょっと今手元に資料がございませんけれども、いずれにしましても、このような厳しい公社の状況でございますので、そういう中で今後についていかに公社の運営を図っていけばいいかということについての協議というふうに記憶してございます。


◎助役【柳瀬幸雄君】
 片倉の土地利用の問題でございますけれども、先ほどから御答弁申し上げておりますように、この土地は不法投棄が問題になった土地でございます。そして、乱開発も予想される。そういうことで、この議会の中でもいろいろな議論をいただきまして、買うということになったわけでございますが、私もやはり都市計画の関係をずっと長くやっておりまして、いろいろな乱開発がたくさんございました。その時点もいろいろなあらゆる機会に都市建設委員会等で大変用地の取得についていろいろな議論がされた事実もあるわけでございます。そういう経過の中で買ったということについては、私は一定の成果があったというふうに考えております。したがいまして、現在は先ほどから申し上げておりますように、この処分問題について土地開発公社の方でいろいろな議論をして、努力をしておるわけでございますけれども、将来的には、やはり先ほど部長が申し上げましたように、今現在あそこは調整区域になっております。そして、八王子ニュータウンの至近距離ということもございまして、大変立地的には非常に将来ポテンシャルの高くなる土地であろうというふうに私は考えておりますけれども、今買った目的がいわゆる自然環境を保全するという目的で買ったわけでございますので、そういう形の中で、将来的にはやはり自然環境と調和させたようなまちづくりになっていくのではないかというふうに考えておるところでございます。したがいまして、八王子ニュータウン、あるいは多摩ニュータウンのそういう進捗の中でまたいろいろな議論も出てくるかなというふうに考えておるところでございます。


◎市長【波多野重雄君】
 私の言っているのは、商品化という言葉は前近代的な言葉でありますからやめてほしいということを言っているのであって、やはり私は女性を女性として尊重をするという基本的な考え方に何ら変わりません。

 それから、この祭りというのは市がやっているわけじゃありません。市は確かに八王子の活性化のために、議会の御承認をいただいて祭りの方に支出はしておりますけど、祭りの実行委員会というのがあるんです。私ども全然参加していないわけじゃありませんが、市民の手で手づくりのまつり委員会でいろいろな行事をやります。ことしも活発にやるようでありますが、そういう一環として実行委員会が全部やっていますので、実行委員会の中で市長出なさいよと言えば、嫌でも出ざるを得ないんですね。ですから、そういう中で私は出席をしているということでありまして、今おっしゃるその商品化ということでなくて、非常に健全な女性の姿に接するわけです。私は本当にですね、先ほども具体的な例を言いましたけど、ぜひ出て、30代の時代に1回応募したかったと。これは立派な人です。大学院の学生です。ですから、こういう人たちの意欲を見ますと、ああ、これよかったなと思うんですね。ですから、私はやはり実行委員会の中で、今おっしゃった趣旨は今のコミュニティからお伝えをすることにして、やはり市民が好むならば、市民の祭りとして、そういう変なものの評価をしない。正しい評価をする。女性として尊重する。そういう角度からやはりこのやるならばやるということの方がいいのではないかと、このように考えております。


◎40番【井上睦子君】
 ミスコンテストのことですけれども、性の商品化というのは前近代的な言葉ではなくて、ぱれっとにもことし1年以内に出た言葉です。それは性の商品化ということがどういうことなのかということを詳しく説明をしてありましたので、ぜひ市長も読んで勉強していただきたいというふうに思いますけれども、18歳以上の女性のみを募集する。先ほど市長の佐久間議員に対する答弁の中では「50歳じゃ困るけど」というようなお話もありましたけれども、やはり年齢によって一定の制限を加えるということが選考基準になっているとすれば、それはやはり問題なわけです。市民友好使節としての役割がすべての市民にあるとすれば、それは男女を問わず募集をすればいいわけで、女性のみ、そして18歳以上に限ることはないのではないかということです、逆に。さまざまに市民はいろいろなところで自分たちの能力を発揮をしたい。そして、市の行政の中にも寄与したいというようなことはありますけれども、ただミスコンテストはそういう世間社会からのさまざまな批判にさらされている1つの事業であるということを、どういう意味で批判をされているのかということを冷静な頭でとらえる力が必要だというふうに思いますので、ぜひコミュニティ振興会、もちろん実行委員会がやっているわけですが、実行委員長は市長でありますし、その補助金というのは市民の税金から出ているわけです。特に昨年は 420万円、うち委託費が 300万円以上占めるという中で、市民の手づくりのお祭りではなくて、ある意味では業者に委託をしたような形でのお祭りにしかなっていないわけです。そういった目的を本当に達成するような内容なのかどうかということをやはり1から改めて考えていただきたいと思います。

 最後にミスコンについてお伺いをいたしますが、このまま応募の数が少なかった場合、これは中止をするのかどうか。これはやはり社会からそれは求められていないということになりますので、その辺の御見解をお伺いをしたいと思いますし、ある1つのうわさでは、なかなか集まらないので、関係者が一生懸命あちこち出てくださいというふうに言って毎年歩いているというような声も聞きますけれども、そういう実態があるのかどうか。余り市民から支持をされないということになれば、やめる勇気が必要だというふうに思いますが、その点についてお聞かせいただきたいと思います。

 土地開発公社の問題ですけれども、11月25日、そういうふうな記憶だったというふうにしか答弁がないわけでありますけれども、極めて公社の経営が危機的な状況であるということに対して、真剣な議論と方針の確立が行われたとすれば、「というような記憶だ」というような答弁ではないというふうに思います。一定新たな土地の買い入れなり何なりについてはどのような方針があるのか。

 それから、先ほど土地会計の方で先行取得の土地はするというようなお話もありましたけれども、そういった先行取得についてはどういう基準をもってするのかということについて明確にお答えをいただきたいというふうに思います。

 また、今後の課題でありますけれども、公有地の拡大の推進に関する法律の役割というのが、やはり制定当時の時代とは違って、役割は薄れてきているという中で、土地開発公社の今後のあり方についてはどのように考えていらっしゃるのか。

 最後になりますけれども、行革大綱の中で示された検討会は、何年以内に一定の結論をすべての土地について出すのか。長々と議論をしている時間はないというふうに思いますが、最終的な土地の処分方針はいつごろまでに出すのかということを明確にお答えいただきたいと思います。  以上で質問を終わります。


◎助役【後藤満君】
 ミスコンにつきましては、市民のその八王子まつりの前夜祭の一大イベントでございまして、大勢の市民の方々が期待をいたしておりますので、これは続けていきたいというふうに考えております。

 それから、市長はお祭りの実行委員長ではなくて、会長でございまして、実行委員長は民間の方がなっております。

 それから、開発公社のあり方でございますが、当然11月のそのときの理事会では大変な議論ございました。きょう御質問のあった未利用地の処分、あるいは先行取得したその土地の処分につきましてどうするか。早く買ってもらわなければ、土地開発公社がなりいかないというような、そういうような議論がされましたし、当然、現在借り入れております借入金の処理の仕方、あるいは利子の問題、そして開発公社のこれからのあり方についても議論したわけでございます。当然、現在の土地開発公社は、従来のバブル期の土地開発公社ではございませんので、先行取得の土地を買う場合には、その処分先が明確でない場合には開発公社では今後は買わないと、そういうような結論も出しておりまして、我々といたしましても、この開発公社、土地を持って、大きな借入金がございますから、直ちに解散というわけにはいきません。同時に、この開発公社がこれからも必要であるというところもございますので、十分この開発公社の運営につきましては考えていきたいと思います。

 それから、行革大綱につきましては、当然3年間の期間がございますので、できるだけこの3年間の期間に未利用地の処分につきましては結論を得ていきたい。しかしながら、場合によればそう簡単にいかないというものもございますから、必ずしもその3年間に結論が出るということではないかと思いますけれども、しかし、方向としては3年間で結論を持っていきたいと、そういうふうに思っております。